肋骨MTG -人のガバ見て我がガバ直せ-

MTG(マジックザギャザリング)でライブラリアウトデッキばっかり使ってる人のブログ。 書いてあることを鵜呑みにしないで使えそうなエッセンスだけ抽出してね。

【モダンLOガイド】覚えていればいつか役に立つかもしれないLOデッキテクニック集 ※ブロマガから

ダンのライブラリアウトデッキを使うにあたって
覚えていればいつか役に立つかもしれないカード別テクニック集。

自分がLOを使ってて気付いたものが中心なので、
既にLOを使ってる人にとっては基本的なことばかりかもしれないが、
これからLOを使おうという人にとっての一助になれば幸いだ。

自分がLOを使い始めるときにこういうのが欲しかったのよ。


《強行+突入》


基本的には劣化版不可思の一瞥だが、2マナで即8枚以上削れるカードは他に存在しない。
いち早くジェイスの幻や彼方の映像の強化条件を達成したいなら決して悪いカードではない。

Zooにだって野生のナカティルと一緒に密林の猿人が使われているのだ。

殻船着の島による秘匿経由であればインスタントタイミングで突入を唱えられる。
けち屈葬のようなリアニメイト戦略にはもちろん、
墓地に落ちた瞬間のエムラクールだって釣ることができる。

相手のデッキが分からない状態で殻船着の島をセットし、
強行突入がめくれたら優先的に秘匿しておけば思わぬ勝ちを拾えるかもしれない。


自分に打てるので、もし奈落の総ざらいチャートを採用するのであれば必須級。


《殻船着の島》


秘匿達成の条件は「誰かのライブラリが20枚以下のとき。」
自分のライブラリが20枚以下でもよい。


秘匿したカードは追放領域に存在するので、
不毛の地の絞殺者など昇華者で無力化されてしまう。
最近徐々に勢力を伸ばしているエルドラージタックスを相手にする時は気をつけよう。


サイドボード後に墓地以外で対策を取られやすいのが土地。
大爆発の魔導士なんかは優先的に殻船着の島を破壊してくる。
テンポ的にも手数的にも痛いところだが、逆に囮役になってくれるとも考えられる。

土地基盤的に青黒ランドを破壊されたくない時は、先に殻船着の島をセットしてみるといい。

血染めの月が場に出てる時の殻船着の島は実質的に「タップインする山」である。
秘匿はできない。
ってジャッジが言ってた。



墓所への乱入》


自分の墓地にも打てるので、
クリーチャーを多めに採用してる構成ならこのカードはより強くなる。


墓所への乱入に合わせて頭蓋割りやアタルカの命令でライフゲイン禁止状態になった場合、
当然ライフゲインはできないが墓地のクリーチャーは追放される。
2枚目の墓所への乱入を唱える時は、必ず墓地を肥やし直してからにしよう(戒め)


自分はサプライに詳しいわけではないが、
大抵のライフカウンターは30程度までしか数えられないものが多い。
一般的にはありえないような量のライフゲインが発生するので
ライフカウンターでライフを管理する人はちゃんと数えられるように工夫しよう。

※最近、99まで数えられるライフカウンターを通販で見つけた。
 自分が買ったわけじゃないけれど面白そうな商品だったのでついでに紹介。
 http://store.shopping.yahoo.co.jp/8bit/LC-01.html
 (このお店はタルモ用カウンターとか作ればいいと思う)


《面晶体のカニ》


上陸効果は自分を対象に取れる。
最序盤に残忍な切断や漂流など探査呪文を使うことができるようになる。

カニは除去の恰好の餌食ではあるが、
除去に対応してフェッチを起動すれば死ぬ前に上陸できる。
逆に除去を構えられてる時にフェッチを起動してしまうと上陸する前に除去られてしまう。
どうせ除去られるなら
相手が嫌がるタイミングでマナを使わせるようにフェッチを起動していこう。



《書庫の罠》


1ターン目に相手がフェッチを起動してから血清の幻視を唱えた場合、
血清の幻視の解決後に書庫の罠を唱えよう。
これが占術を台無しにする戦術(激ウマギャグ)


神童ジェイスのマイナス能力で墓地にある書庫の罠を罠コストで唱えることができる。
(スナップキャスターではできない)

もちろんこのターンに相手がサーチしている必要がある。
神童ジェイス、書庫の罠、幽霊街or流刑への道が手札に揃ってる時は積極的に狙っていこう。


フェッチを使わないデッキ相手には腐りがち。
そういうデッキに当たった時のプランは想定しておこう。
そして良いプランが見つかったら教えて欲しい。お願いだ。



《催眠の宝珠》


序盤に催眠の宝珠がある状態で墓地を増やし探査呪文につなげたい時、
使ってない土地をタップさせたり、
相手のブロッカーがいない所に面晶体のカニ等パワー0クリーチャーを攻撃させておくと
その分催眠の宝珠が誘発して墓地の枚数が稼げる。


催眠の宝珠はサイド後に高確率で古の遺恨で破壊される。
赤緑が入ってるデッキを相手にする時は意識しよう。
なお古の遺恨対策には根絶がオススメだ。


毎アンタップステップにほぼ必ず誘発する効果だが、
LO以外の試合でこのタイミングの誘発が発生することは少ない。
対戦相手がLOと対戦経験の少ない人と試合をする際は
誘発を忘れたままドローステップの処理を進めることの無いように
しっかり管理してあげよう。

なお、アンタップステップ以外にパーマネントがアンタップした時でも効果は誘発する。
ジェスカイの隆盛コンボを相手にする時その真価が発揮されるだろう。


《精神の葬送》


個人的には好きではないカードだが、使い方次第で非常に強力なLO呪文になる。

デッキ内の土地が減るゲーム後半になればなるほど高打点が期待できる。
また幽霊街連発してデッキ内の土地を減らさせたり、
外科的摘出でフェッチランドなど4積みしてる可能性が高い土地を追放しておくことで
高打点を狙える。

メタにある主要なデッキの土地の総数、
できれば土地構成(4積みされてる土地だけでも)を把握しておけば、
墓地と戦場にある土地からデッキ内に残ってる土地を予想できるようになるだろう。

(試合中にあんまり時間をかけすぎないように注意)

それだけ下準備をしても10枚以下しか削れないこともあるので泣かないように。
ゲーム最終盤でも5枚しか削れなかったこともあったよ…。


また、フェッチランドを使わないデッキにはあまり高打点が期待できない。
(あくまで体感)

《外科的摘出》


このカードの効果で相手のデッキからカードを探しても
書庫の罠の罠コスト条件は達成できない。
根絶も同様だ。


正確な挙動は根絶と異なる。
正確な効果は、
墓地のカードを対象に取ったあとに墓地・デッキ・手札から任意の枚数を追放する。
MOでは追放するカードをすべてクリックで決定する必要があるので注意(迫真)


外科的摘出で対象に取った墓地のカードに対し相手が対応して外科的摘出を唱えられ、
対象に取った墓地のカードだけを追放されるとこちらの外科的摘出は空振りに終わる(大迫真)

逆に相手が外科的摘出を使ってきた時は同様の方法で回避することができる。

相手が墓地利用をしないデッキで、
ジェイスの幻や彼方の映像や墓所への乱入のために墓地枚数を維持させたい場合、
対象に取った墓地のカードは追放せずデッキと手札の同名カードだけを追放すればよい。


相手が占術などデッキトップにカードを積み込む効果を使った場合、
外科的摘出を使えば強制的にシャッフルさせて積み込みを崩せる。



《根絶》


外科的摘出はサイド後に大祖師の遺産を出されただけで機能不全に陥ってしまうが、
根絶なら対応されない。
サイド後における信頼性は根絶の方が圧倒的に高い。


同様の理由で古の遺恨に対処したいなら外科的摘出より優先して採用しよう。

外科的摘出と違い、同名カードをすべて追放するのは強制。
両方使うなら効果の違いをしっかり把握しておこう。
自分のためだけでなく、試合(大会)をスムーズに進行させるためにもなる。

刹那は紙のMTGをプレイする上で適切に扱うのが厄介な能力だ。
相手のドローステップの終了時に唱えるときは、
必ず相手がメインフェイズの行動に移る前にこちらが動きたい意思を伝えてから唱えよう。

相手の手札を予想できれば擬似的な超性能ハンデスとして機能する。
相手が何かを欲しがってるムーブに敏感になろう。
特にバーンが頭蓋割りやアタルカの命令を露骨に構えてる時にはぜひ活用したい。



《彼方の映像》


消耗戦になりがちな対コントロール戦ではキーカードになりうる。
コントロール側からしたら絶対通したくない呪文なのでその心理を利用しよう。
相手のエンド時に彼方の映像を打ち消させ、
自分のターンに本命のLO呪文を唱えてフィニッシュといった駆け引きも狙える。



以上、これらのことを覚えていればいつか君に思わぬ勝利をもたらしてくれるかもしれない。
もちろんここに書かれたこと以外のテクニックも無数に存在するはずだ。
ぜひ自らの手で更なるLOの真髄を極めて欲しい。レッツ最強☆

なお、躁の書記官や不敬な遺品など最近見られるようになったカードについては
別の機会に触れようと思う。

そして白関連のカードを紹介していないのは、
自分はそこまでエスパー型を使っていないからなのだ。お兄さんゆるして。