肋骨MTG -人のガバ見て我がガバ直せ-

MTG(マジックザギャザリング)でライブラリアウトデッキばっかり使ってる人のブログ。 書いてあることを鵜呑みにしないで使えそうなエッセンスだけ抽出してね。

biimシステムMO実況プレイ動画作るときに気を付けてたこと ※ブロマガより

なんだか気が付けばニコニコ動画MTGタグには
biimシステムを採用したMOゆっくり実況プレイ動画がた~くさん増えていた。
つまりbiimシステムMO実況プレイ動画は戦国時代へ突入する!

初めてMO実況動画を作る人も少なくないと思うので、参考になればと思い
自分が作ってた時に気を付けてたことや、やって良かったこと悪かったことを羅列してみる。
別にこう作らなくちゃいけないってものではないので
使えそうなエッセンスだけ拾っていけばいいじゃんアルゼバイジャン。

◆◆◆動画を投稿するまでのこと◆◆◆
俺もMO動画を作ろう!なんかよく分かんないけどとにかく作ろう!そんな段階の話。

■目的を決める
作るといってもどういう動画にするか選択肢は無限大。
デッキを作る時にコントロールなのかビートダウンなのかを決めるように、
動画にも方向性があると良いんじゃないか。
実際、目的を決めると動画全体のノリやらなんやらに一貫性を持たせた作りにしやすい。
特に目的がないと4回くらいでやること無くなって終ゾ。
自分の場合
淫夢MTG動画に触発されたのでとにかくMTG動画を作りたい
・(良くも悪くも)クッソ面白いLOデッキを多くの人に知ってもらいたい
・あわよくば興味を持ってLOを使ってもらいたい
・自分に上手いプレイは期待できないのでLO使ってくれた人に役立つような話を提供したい
・(当時は)MO動画が少ないのでMOに興味ある人や始めたばかりの人に役立つ以下同文

サブ目標もあるとなお良し。
・過去に見たMTG動画でカードの説明がないまま話が進むことにストレスを感じたことがあったので、そのようなことがないようにしようね!
・見た人を最低でも1度は笑うか驚いてもらおうね!(これは超重要だった)
・良いところばかり見せるのはやめようね!


■タイトルを決める
動画のタイトルを見て何の動画か分かるようにする。
MTGやモダンに興味ない人が開くことを防ぐために、
できればタイトル名の前半部分に集約して、
検索結果の一覧表示でタイトルが省略されても問題ないようにする。
また、biimシステムを使うので、RTA動画と間違えられることもケアする。
キーワード
・「MTG」何のゲームなのか知らせる
・「モダン」フォーマットを知らせる
・「MO」当時は少ないMOプレイだとアピールしたい
・「ライブラリアウト」主題。使用デッキ名を知らせる
・「ゆっくり実況」RTAと間違われないようにする
・LOを広めることが目的なので広めるような意味の言葉

MTGダン】MOをライブラリアウトまみれにする#○【ゆっくり実況】

仮にメガハンデスのタイトルを付けるならこんな感じ
MTG/MO】モダンの手札全部落としちゃった!#○【ゆっくり実況】

あと投稿者コメントのどこかにRTA動画ではないことを明言するのと、
検索除けとして「R/T/A」「R T A」と記述するようにする。
※「曲名で検索したら大量の歌ってみた動画がヒットして台パン」現象を回避するため


■ターゲットを決める※11/8追記
MTGに詳しい人向けかどうか、そのフォーマットに詳しい人向けかどうかなど。
ターゲットの範囲を狭めれば狭めるほど説明に裂く作業量は減っていって楽になる。
説明を入れる手間は要所要所で見ればたいしたことないけれど、
動画全体で見ると積み重なって結構な量になるので、
どの程度まで説明するかは決めておいた方がお得。


◆◆◆動画を作ってる最中のこと◆◆◆
やりたいことは決まった!それじゃあ動画を作り始めるとするか!そんな段階の話。

■画面構成
これは好みによって左右されやすい話かもしれないが、メイン画面は大きい方が良い。
たまに右枠下枠にスペースを取りすぎて肝心のメイン画面が小さいなんてことがある。
PCの画面で見る分にはいいのだけれど、携帯で見る時なんかはこれがなかなか。

メイン画面を大きく取りたい場合は、
・メイン画面下側の手札のテキスト部分を下枠に重ねる
・パーマネントが多く並ばない試合ならメイン画面右側も右枠に重ねる
・下枠と右枠を半透明にする

自分の動画の構成だこれ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27292883
ただこれは右枠に書きたいことが多すぎて幅とりすぎですね間違いない・・・。
そもそも右枠に書くことがあんまりないなら右枠自体とっぱらっちゃってもいいと思う。


■試合の選定
見せたいデッキの動きが見せられれば基本的になんでもいいと思う。
ただ唯一やっちゃいけない試合選定は「相手の事故や不運で勝った試合」
自分にとっては数少ない白星を挙げられた試合かもしれないけれど、
見てる側にとっては事故勝ちなんてどんなデッキ使ってても勝てて当然だし、
デッキのポテンシャルは分からないしで何も良いこと無い。
せっかく最も多くの人が見てくれる可能性が高い第一回をそんな試合にするのは
やめとけ!やめとけ!それなら相手がブン回る試合の方が良いってばよ!

ちなみに自分は第一回のデッキ紹介を作ってる最中に作業量が多すぎて
「これ試合パートをマッチまでで作るの無理ゾ」と判断したので
グリセルシュートに2キルされた試合でお茶を濁しました・・・。
もちろんサブ目標「1動画につき必ず1回は驚いてもらう」に沿ったことだし、
第一回はデッキ紹介パートで第二回から真の試合パートってことで上手い具合に収まるし!
(実際そういう分割の仕方が嬉しいという声を聞いたことはある)


■ガバプレイの見せ方
biimシステムにガバプレイは付きもの…とは言うが、
biimシステムを使えばガバは許されるという訳じゃない。
ガバプレイなんて無い方が良いに決まっている、あって良いのは見所だけなのだ。

ガバプレイを見せるという行為は実は結構危険で、見せ方によっては人をクッソ冷めさせる。
例えば
・反省しない
・人のせいにする
・放置する(気付かない)

最も悪い例は、第2回の最後に流刑を根絶しなくて負けたガバ。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25305787

作ってる最中は第2回を失敗編、第3回を回答(反省)編といった流れにしようと想定していたけれど、第2回単体で見ると失敗に対して何のフォローがないままブッた切れてしまっているので非常に後味が悪くなってしまっている。見る人は当然次回の動画の内容を知らないので、第3回を投稿するまで後味の悪さを抱えたままになる。
(そして第3回の冒頭に得られるカタルシスはたいしたことがない)
まあすぐ次回を投稿できない限りは次回に続く内容はやめればいいだけの話なんだけど、
たとえ同じ動画内でもフラストレーションは溜めないに越したことはない。
ただ、この失敗があったから第6回の外科的摘出でエムラを追放し忘れてから気付くまでの間常時字幕に(まだ気づいていない)と入れておくことでケアできた。えらいぞー♡

要は、ガバはなるべく早くフォロー、しよう!

ただ。後からリプレイを見直して初めて気づくガバプレイはどうしても出てくるもので、
いいフォローが思い浮かばない場合は自分を強めにけなしておこう。
弱めにけなすんじゃダメ、私の心はうんこですとか言おう。


■セリフとセリフの間
ゆっくり音声と字幕を入力し始めて最初に悩むのがこれ。
セリフとセリフの間は何秒待つのが適切なのか、
見る側にとっての快適な間は内容を全て把握してる側に立ってみると意外と想像しにくい。
そこで便利なのがBGM。
BGMのテンポに合わせてセリフを進めればゆっくり音声とBGM両方の音が同時に耳の中にズルズル入って気持ちがええ。
ただし編集途中でBGMの開始位置を変えると違和感が半端なくなるので気を付けようね!

自分自身でも効果があるか半信半疑だから気が向いたら試す程度でハイヨロシクゥ!


■右枠の存在
MO実況プレイに限らずbiimシステムを採用してる動画で最も自由度が高いであろう右枠。
いざ自分で使おうとするとなかなか難しい。
自分の場合はモダンに詳しくない人にもあわよくば何が起きてるか知ってもらいたかったので
右枠に逐一カードの解説を入れていたけれど、
別にそこまで狙ってない動画なら別の使い方になるのかな。
字幕で喋ってる本筋から少し外れたことを書いたり、
より詳細な盤面の解説(警戒してるカードなど)を書いたりするのもいいかもしれない。
なんにせよ、右枠をずっとスッカスカにするくらいなら
いっそ取っ払っちゃってメイン画面を大きくした方がいい。


■カットしよう!
リアルタイムで録画した動画を使う時にありがちな
相手の思考による待ち時間はカット。
見る側にとってメリットのない情報はカットカット。
カットの仕方が分からないなら自分の性癖でも語っておこう!


淫夢音声の必要性※11/8追記
biimシステムといえば淫夢音声だと思ってるかもしれないが、別になくても作れる!
淫夢音声はホモガキ避けに有効だったこともあるにはあるけれど、
最近は淫夢音声を使ったRTA動画にも平気でホモガキがドンドコするから
そういうメリットは薄くなってきている。
むしろ音声を使う側になると編集中に何度も何度も何度もウンザリする程聞くことになるし、
動画を身近な人に見せづらくなるってデメリットがのしかかってくる。
よっぽどの淫夢大好き人間じゃなければ無理に使わなくていいから(良心)


■ネタに困ったら※11/8追記
動画にネタ要素が欲しい人は、
動画を見た人に1度でも驚いてもらうことを意識するのをおすすめしたい。
気持ちよくなってもらうと言ってもいい。
自分の今までの動画ライフを振り返ってみて気持ちよかった体験を
動画内で自分なりの形で表現してみよう。

30分の動画を見てもらうとしたら、見る人の人生を30分奪っているなんて例えを
誰かが言ったんだか言わないんだが。でも極端な話、
最初の29分がつまらなくても最後の1分さえ最高に面白ければ案外満足できるものなのだ。


◆◆◆動画を投稿した後のこと◆◆◆
これで完成だぜ!よし、じゃあ動画サイトにブチ込んでやるぜ!その後の段階の話

■忌むべき辛辣兄貴の襲来
動画を投稿してみると、辛辣コメントだけを書き込む兄貴がほぼ確実に登場する・・・!
不思議なことに新参投稿者や初心者兄貴の動画のみに出現する・・・!!
しかし気に病むことはない、辛辣兄貴の正体は正しいことを述べてるつもりならどんな書き方をしても許されると考えてるコミュ障兄貴なのだ。
書き方ひとつで初心者兄貴を自分好みに調教できる機会を
ドブに捨てるなんてもったいないね~!いよっ、アド損人間ここにありっ!

※11/8追記
辛辣兄貴は偉くなる必須スキルである人を味方につける技術を身に付けよう!
せっかく他の必須スキルの自信と度胸は持ってるんだから
その魅力で格下を上手く操ってみせてくれよな~頼むよ~


■新しいネタは思いついたらすぐメモしとく
初投稿を完了してみると反省点や新しくやりたいことがモリモリ浮かんでくる。
しかし自分の記憶力を信用してはいけない。
思いついたネタはすぐに携帯にでもメモしとけ。
この記事の内容を考えてる間にも別の事してるうちに何を書こうかいくつか忘れたゾ(自戒)


■さっさと次を作る※11/8追記
これは性格によるところがあるんだろうけれど、
投稿してから次を作り始めるまでの間が長ければ長いほど動き出しにくくなりがち。
とはいえ明日やろうは馬鹿野郎なんてのたまって私生活を圧迫するのも違う、
暇だけどなんかやる気出ないな~って時にやっておくと全てが上手くいく。
スタンダードの動画なんかだと次回投稿する時には環境変わってるなんてこともあるしね。
でも動画作ってる時間がMTGやってる時間より少なくなったりすると本末転倒だから
無理せず頑張れ!(なげやり)

◼︎いつ最終回になってもいいようにする※12/25追記
動画作りを続けているとモチベーションが雲散霧消する時期がいずれ訪れる。
動画編集がおっくうになったり、MTG自体に飽きてきたり、
他にもっと楽しいことができたり、生活スタイルの変化だったり、
理由は様々だけど、誰にでもいつか訪れる。
それでも動画作りを続けるかどうかは君次第だけど、仮にやめるとして、どうかやめることに後ろめたさを感じないでほしい。
でも自分の動画を楽しみにしてる人がいるなら期待に応えたいという気持ちが湧くのは当たり前だよなあ。
ただ忘れないで欲しいのは、その期待に応えようと応えまいと、その人にとっての日常は変わらず進むのだということを。
そのために自分自身の日常を歪ませる必要なんてこれっぽっちもないことを。
元はといえば動画作りなんて自分のMTGライフをより面白おかしく楽しむために始めたんだからさ。
 
人気のMTG動画って長編シリーズものが多いから、動画=シリーズものってイメージを持ちがちだけど、考えてみればシリーズにする必要性なんて無いのよね。単品で完結させるくらいが丁度いいまである。
(個人的にはテーロスくらいのスタン動画にあった赤単の人が全4回くらいの引き際が最も見事で好き)
 
願わくば後腐れなく終われるのが双方の心情的にも望ましいから、いつ最終回になっていいように作ることをオススメするよというお話です。
 
もちろん動画作りが生き甲斐だったり、精神安定の要になってるとかであればナニモイウコトハナイ。やろう!
 

◆◆◆まとめ◆◆◆
長々と書いてしまったけれど、ここまで書いたことは忘れてしまってもいい。
だってほとんどが「見る人にとってメリットになること」をまとめただけなのだから、
これだけ覚えておけば万事オッケーよ。

勘違いしちゃいけないのは、見る人の奴隷になってはいけないってこと。
あくまで自分の動画を見てもらいたい褒めてもらいたい欲求が先にあって、
その手段として見る人を喜ばせるのだ。
どうせ暇人が動画を作って暇人が動画を見る程度の関係性なのだ、
そこに義務も義理もありゃしない。

だが忘れてはならない

動画を作っている間
動画を見せている間

その瞬間 お前はその世界において神になるのだ


世界を創造する神になるのだ!


産め!神の子を!